島津の家臣、上井覚兼が遺した日記は、数百年後の世で有名らしい。
その日考えたこと、その日の自分の体調のことなど、生活感のある日記だと聞く。
上井風情が書くなら、俺も書いてみようと思い、さっそく城下で30年日記を買った。
これから30年間、…あぁそうだ。
俺は別に、生活感のある日記にしようとは考えていない。
殿さまの御ために、行動したことを書き綴っていくつもりだ。
たとえば、今日は。
あまりに話を聞かない殿のために、蹴りを入れて差し上げた。
これも、あのガキ殿の御ためだ。
それにしても。
30年後、俺はここにいないように思われるのだが、気の迷いだということにする。
まさか殿に罪人扱いされたり、一族皆殺しにされることはないだろう(笑)。
その日考えたこと、その日の自分の体調のことなど、生活感のある日記だと聞く。
上井風情が書くなら、俺も書いてみようと思い、さっそく城下で30年日記を買った。
これから30年間、…あぁそうだ。
俺は別に、生活感のある日記にしようとは考えていない。
殿さまの御ために、行動したことを書き綴っていくつもりだ。
たとえば、今日は。
あまりに話を聞かない殿のために、蹴りを入れて差し上げた。
これも、
それにしても。
30年後、俺はここにいないように思われるのだが、気の迷いだということにする。
まさか殿に罪人扱いされたり、一族皆殺しにされることはないだろう(笑)。
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